two2miのブログ

とあるSIerで働いているネットワークエンジニアのブログです。お仕事のことは書けないので、ほぼほぼ参加した勉強会やセミナーのメモになりそうです。

情報収集の仕組みや考え方について

自分が実施している情報収集の仕組みや考え方についてまとめてみたので共有します。日々の情報収集は、おおよそ社内/社外勉強会への参加と、本記事で記載の仕組みで実施しています。
※読まないとな〜と思いつつ、あまり本は読んでいない。
 
【仕組みの概要】
情報収集について、情報のフロー(流れ)とストック(蓄積)の2つの観点でWebサービスを活用している。
【仕組みの詳細】
  • フローは個人SlackやFacebookTechFeed、Webサイトなど様々あるがストックについてはPocketに一元化している。
  • サービスの選定は、色々な端末から見れるように、ローカルではなくWebサービスであることが基準。
  • プライベートでSlackを利用しており、ぼっちアカウントを作成(個人Slack)して情報収集に活用。
  • 個人Slackには、様々なブログのRSSTwitterアカウントを登録しているが、Publickeyと小島英揮さん、マイクロソフト牛尾さんのブログがオススメ。あとは自社のRSSも登録。
  • Facebookは社外勉強会で知り合った方々に友達申請しておりその方がシェアしているURLなどをチェック。面白い記事はPocketに保存。
  • TechFeedはテクノロジー特化のキュレーションサービス。かなりオススメで、これだけでも使って欲しい。Pocketのアカウントを連携しておくと、「あとで読む」ボタンを押せばPocketに保存される。
  • 自分の使う全てのWebブラウザには、「Pocketに保存」のボタンを付けている。
  • Pocketの検索機能は無料版でもタイトルのみ可能。有料版は本文も検索可能だが、タグ機能でしのいでいる。
 
個人Slackは下記を参照のこと。ちなみに記事で言及されているモヒカンSlackにも入っています。

 その他の情報収集としては技術ブログのQiitaを眺めたり、インフラ勉強会のコミュニティに参加したり。

 
 【情報収集の時間の考え方】
  • 勤務時間の10%(およそ週4時間)までは自案件以外に使うこととしている。情報収集や情報発信、部署のワーキング活動やセミナー参加など。
  • 社外勉強会の参加は19:00〜などの定時後が多いが、それは上記のカウント外としている。
  • 下記のマイクロソフト牛尾さんのブログで「強制的に定時に帰ることが生み出す効果」があるが、定時後に社外勉強会を入れるのは、その観点でも実施している。

 

【情報収集の際に心がけていること】
  • 勉強会・セミナーでの情報収集の場合は、必ず講師の人に質問(=広義のアウトプット)をして、フィードバックループを回すようにしている。
  • 情報の本質・エッセンスを抽出して抽象化・構造化する。そして既知の抽象化された概念と比較。詳細は下記を参照。※毎回出来ているわけではないですが、、

  • 自分の興味があることから「落下傘方式」で調べていく(興味がないと辛いだけ)。詳細は下記を参照。

  • 自分なりの軸、フレームワーク(2元論や4象限)に情報をマッピングする。上記の落下傘方式だけだと、単体の「点」となり忘れてしまうため、構造化したフレームや既存の情報と繋げて「樹形図を作る」イメージ。
  • 最近の軸は「価値創出」、「ハードウェアとソフトウェアの2元論」と、小島英揮さんの「不可避な流れ」(下記の6ページ目の図)
 
「価値創出」の例として、プロジェクトマネジメントのPMIでは、QCDだけではプロジェクト成功ではなく、いかにBenefitを達成するかという、BRM(Benefits Realization Management)を提唱していますが、これはコンテナやサーバレスアーキテクチャにより、インフラの抽象化をして、よりアプリケーション(=ユーザが使うもの)に注力する、という流れと共通点があるのではと捉えています。
 
上記の共通点は、「いかに価値創出するか」という考えに集約できるのではと考えています。
※仕事は何らかの価値を生むためだろう、という当たり前のことに自分の中で行き着いた形。
 
また、ユーザのニーズを捉えるためのデザイン思考やアジャイル開発の勃興も、最終的には価値を生むためという考え方から逆算して捉えると理解しやすそうだと思っています。
 
※PMIのBRMについてはアニュアルレポート2016のP18をご参照下さい。

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